2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ごっこあそび3

3日後。 朝っぱらからごった返す駅の改札に俺は居た。 今日は土曜日だ。友達と遊ぶとか、デートとかの予定がある奴も多いんだろう。 まだ朝の9時半だと言うのに、改札は待ち合わせで大賑わい。 かくいう俺も待ち合わせではあるんだけどな。 電車の到着を告…

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書きたい衝動のままに暴走が止まりません☆彡(○´ω`)キャハッ おお…… もう朝だよ…… 日が変わる頃に帰ってきて一心不乱に書き続けて……もうお外が明るいよママン……(´∇`) 蝉が鳴いてるよママン……(´∇`) そんなわけで、続・キスをしようの続きも考えておりますが先に…

ごっこあそび2

嫌な予感てのは、どうしてこうも外れてくれないもんかな。 座椅子にもたれて俺はただうっすらと笑うことしか出来なかった。 そりゃそうだ。 嫌な予感は当たるどころか、俺の予想もつかないほど斜め上から全力で振り下ろされたんだからな。 「もしもし葵? 聞…

ごっこあそび1

「浅羽広、14歳。 僕、ビンボーが嫌いなんだ。……かくも無惨に、藤ノ宮千歳の淡い恋心を打ち砕いた男。 そして彼女が父親の遺産を相続した途端に手のひらを返してアプローチをかける、厚顔無恥な男。金が特別好きなわけではないらしいが、あるのが当たり前…

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サイトを作っております。 と言っても、バラバラになりつつある短編を何とか読みやすく纏めたい!との思いと そのタイミングで加筆修正をしたい! との思いから、ゆっくりゆーっくり時間をかけて、少しだけバージョンアップしたバックアップを取るという形で…

モノクロームの世界(加筆修正版)

あの頃に戻りたい、と思うことがある。 この頃は毎日、理事長室で楽しかった頃に思いをはせる。 単なる逃避だとわかっているのだけれど ――― 。 コン、コンと控えめなノックとともに重い理事長室の扉が開いた。 「失礼します。理事長、今日の分の」 「もう終…

秘密の放課後7

葵は無性に腹が立った。 現代文の授業なんて、何の役に立つってんだ? こんな時、何て言えばいいんだ? 教えてくれよセンセイ。 良く分からない小説の抜粋を題材に主人公の気持ちなんか推測してないでさ。 こんな時は、こういう言葉を掛けましょう。そうすれ…