2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

FEリメイク記念らくがき

シーダさん……あの守ってあげたくなる貴女はどこへ(落胆) キャラグラはハッキリ言ってSFC版の方が好きです。 ドーガとか可哀想なくらい劣化してるし(涙) ちなみに一番好きなのはウルフ、そしてシーザとラディというマイナー嗜好な私です(笑) SFC版をボ…

流れ星の雫 3

お嬢様育ちの私は、はっきり言って体力がなかった。 なかった……というのは、つまり過去形であり。この町へ越してきて、牛や鶏や葵を追いかけ回していたおかげですっかり逞しくなってしまったわけで。 それでも、男の子とは絶対的に体力の差があるものなのよ…

流れ星の雫 2

「俺が実家に戻ってるのは知ってるよな?」 葵は高校に入るまで、しばらく一人暮らしをしていた。 何でも、進路のことで家族と衝突したのだそうだ。 だがつい最近、和解したとかで葵は実家に戻っている。 「ええ、ご両親と和解したんでしょ?」 「ああ、まあ…

流れ星の雫 1(葵×千歳)

「あのさ千歳、一生のお願いってやつがあるんだけどよー」 そう切り出されたのは、西陽の射し込む放課後の生徒会室だった。 何の因果か、お母様が日本に戻って来て建てた新田舎ノ高等学校。 もちろん、私たちは全力で止めようとしたんだけど……スイスで何があ…

ミルキーウェイ・シンドローム(後)

「今日も蒸すわね」 「ん、そーだな……」 衝撃のキスシーンで、一時騒然となった会場はわぴこの一声で平静を取り戻したようで、後のスケジュールは滞りなく進んだだろう。 何故断定でないのかと言えば、俺と千歳は互いに放心したまま、裏口から学校を抜け出し…

ミルキーウェイ・シンドローム(前)(葵×千歳)

七夕大会をやりたい!! わぴこの一声で開催が決まった、この七夕大会なるもの。 そもそもだ、七夕っつうのは、笹に短冊を吊るして静かに天の川を見ながら織姫と彦星に思いを馳せるもんだと、俺は思うわけだ。 大会にするもんじゃねえだろ…… 大体、あのダメ…

俺はつけこむ男だぜ 5

何度目かの目覚め。 葵のベッドで目覚めた私は、徐に腕を上げた。 のろのろと、本当にスローモーションのようにゆっくりと。 ……身体が軋むような感覚はない。 熱は下がったのかしら。 部屋が明るいところを見ると、どうやら日はとっくに上ったようだ。 車の…