きん注(葵×千歳) Wake up,Sleeping beauty 6(完)

以前ならば憎まれ口をたたいて、またケンカになっただろうけれど。
「無理すんなよ。少しは心配させろ」
今なら。
自分の気持ちを認めた今なら、意地を張らなくても大丈夫。

葵は優しく言って千歳の肩を抱く。
千歳はビクッと体をすくませたが、振り払うことはしなかった。
「さっき言ったろ。ガキみてえなやり方はヤメだ」
千歳は黙っている。
戸惑っているのだろう、とわかる。
目は泳いでいるし、落ちつかずソワソワしていたから。

「……なあ」
「何よ」
「好きだ、千歳」
サラリ、と。
我ながらよくこんなアッサリ言えたと思ったほどあっけなく、葵は千歳を強く抱き寄せながら言っていた。
千歳はそろそろと葵の背中に両手を回しながら、ため息と笑いを含んだ声でこう返した。
「順番が逆よ、馬鹿……」



Fin
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あとがき(らしきもの)

ネカフェにて、ここぞとばかりに更新してみました。
PCサイトビューアは見る分には機能しますが、いざ書き込もうとするとエラーが出たりで中々思うようにはいかないものです(汗)


どうせ作品の仕上がりが遅いときはかなり更新速度が落ちるし、ネットカフェにこられるときにまとめてアップするという手法でもいいような気もしてきましたw

いまさらきん注か!とかは言いっこなしですよ・・・
懐かしくて、ついつい書いてしまったのですよ・・・

基本的に甘党なので、かなり甘々になってますが。

万が一コメントを下さった方がいたとして・・・・・・
もしサイトビューアがうまく機能しなかったらコメント返せないかもしれません、先に謝罪しておきますね(涙)

ここまで読んでくださった奇特な方(失礼な)、ご来訪本当にありがとうございました。